お世話になっております。
先日の内容の続きとなります。大正製薬様の、大正健康ナビを参考としております。
よく、保護者さんから、子どものスマートフォンは禁止にするべきかどうかを聞かれますが、個人的には、ある程度の制限を設けるべきかと思います。
スマホを長時間利用していた子どもは偏差値が下がるという報告もあり、日本医師会と日本小児科医会が、「スマホを使うほど、学力が下がります」という啓発ポスターを発表して話題になったこともあります。
子どもにスマホを持たせることの是非は、それぞれの家庭にも事情があるので、一概には言えません。しかし、スマホに費やす時間が増え、今までこなせていた日課がこなせなくなったり、成績が落ちてきたりしたら、スマホが悪影響を及ぼしている可能性があるため、注意する必要も出て来ると思います。時間を決めて使用させるなどの対処をしていくのも一つの手です。
スマホを使っていくために、次の6つを意識しましょう。
これらはスマホだけでなく、PCやタブレットのヘビーユーザーにも勧められる方法です。
自分のできそうなところから始め、少しずつスマホから離れている時間を増やしていきましょう。実際にやってみると、これまでスマホに費やしていた時間を有効に使える、体調がよくなるといった様々なメリットに気づくはずです。
①すぐに検索しない
「思い出せなかったらすぐに検索する」ではなく、1分間は考えるクセをつけましょう。
②お風呂、トイレ、寝室にスマホを持ち込まない
この3カ所にはスマホを持ち込ませないことで、一時的にでもスマホと距離をとることができます。
③食事中や会話中はスマホを触らない
同時に何かを行う作業は、本来、脳が苦手な作業です。単純に脳を疲れさせます。食べる時は「食べる」ことに集中させることが大切です。
④ネットサーフィンはしない
息抜き目的のネットサーフィンは脳を疲れさせます。脳の中が情報のごみ屋敷みたいになってしまいますので、お気をつけ下さい。
⑤誹謗中傷サイトは見ない
脳は大変影響されやすい器官です。脳がネガティブな考え方に捉えられてしまいますので、誹謗中傷サイトや、そういった記事は出来るだけ閲覧しない様にしましょう。
⑥なるべくナビに頼らない
ナビ機能に頼りきっていると、脳の空間認知能力が低下します。事前に地図で位置を確認し、ナビに頼らずに目的地へ行くようにしましょう。
上記の①〜⑥、いわゆるデジタルデトックスの入り口です。
とはいえ、スマホ、PC、タブレットなどのIT機器が欠かせなくなっているのが現代社会ですので、デジタルとアナログのバランスをほどよく保つことが最も大切なことと言えます。
IT機器は特に視覚情報に偏っているので、意識的にIT機器から離れる時間をつくり、視覚以外の五感を刺激させるような体験を行わせることが大切です。
また、「脳トレ」も流行っていますが、ぶっちゃけ、脳は鍛えるよりも休ませることでメンテナンスされ、脳全体の若返りにつながります。
そのカギを握るのが、先日の内容でも述べた「③ぼんやりと考える機能」です。この機能を活性化させるような刺激は、私たちの脳の成長を促します。
頭を使って深く考えることや、「リアルな質感」を伴った人やモノ、そして自然との交流を、毎日の生活の中で繰り返していくことが大事です。
脳みそと神経の健康のための習慣として、以下事があります。
(1)ボーッとする時間をつくる
1日5分でもよいので何もせずボーッとする時間を作りましょう。それが難しい場合は、ぶらぶら散歩したりジョギングしたり、何も考えずに体を動かすのも有効。瞑想もおすすめです。
(2)しっかりアウトプットする
アウトプットするということは、自分の中でいったん情報を整理するということです。。スマホを使う時も、「○○について調べる」などしっかり目的をもって利用する様にしましょう。
(3)「手間のかかる方法」を選ぶ
メールではなく、あえて手書きで手紙を書くなど、時々でよいので、日常生活の中で自分の手足を動かして行う方法を取り入れるようにしましょう。子どもと一緒に料理というのもおすすめです。
(4)本は本屋へ買いに行く
ネットではなく店に行って購入するなど「リアルな質感」を伴った行為が大事。レストラン選びもグルメサイトに頼らず、自分の勘や嗅覚を頼りに探してみよう。
(5)脳によい栄養素を摂る
良質なタンパク質、ビタミンB群、鉄、オメガ3系の脂質(DHAやEPA)を食事でバランスよく摂取しましょう。サプリメントやドリンク剤などで補給するのも手です。ちなみに、江口はサプリで摂取しています。
(6)睡眠を大切にする
睡眠中の脳では、疲労物質を代謝したり脳細胞を修復したりといったメンテナンス作業が行われています。どんなに忙しくても受験勉強が忙しくても、睡眠の確保は最優先に行いましょう。
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